「IPO投資に挑戦してみたいけれど、いくらぐらい資金が必要なの?」「初心者でも当選できるの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
IPO(新規公開株)投資は、少額から始められるうえに大きな利益が狙える、比較的リスクの低い投資方法として注目を集めています。実際に私も10年以上IPO投資を続けていますが、最初は数十万円程度の資金からスタートしました。
この記事では、IPO投資に必要な資金の目安と、初心者が始めるためのステップをわかりやすく解説します。
IPO投資は少額から始められる投資
IPO投資の魅力は「少額でも始められる」点にあります。
通常の株式投資では、数十万〜数百万円の資金が必要になることも多いですが、IPOの場合は10万円前後から参加できる銘柄も珍しくありません。
なぜ少額で始められるかというと、IPO株は「抽選方式」で配分されるからです。証券会社ごとに申込者の中からランダムで当選者を選ぶため、大きな資金を持っている人が必ず有利になるわけではありません。
例えば、公募価格が1,500円で100株単位の銘柄に申し込む場合、必要な資金は「1,500円 × 100株 = 15万円」です。つまり、15万円を証券口座に入れておけば応募できるのです。
IPO投資に必要な資金の目安
実際にIPO投資を始める際の資金目安は、以下のように考えるとわかりやすいです。
-
最低資金:10万〜30万円程度
公募価格が低めの銘柄なら、この程度の資金で抽選参加可能です。 -
中級者:50万〜100万円
複数銘柄に同時に応募したい場合は、ある程度の資金が必要になります。 -
上級者:100万円以上
証券口座を複数使い分け、常時複数銘柄に資金を振り分けるスタイルです。
もちろん「少ない資金だから当選できない」ということはありません。実際に私自身、最初の当選は20万円台の資金で応募した銘柄でした。
IPO投資を始めるためのステップ
IPO投資は仕組みがシンプルなので、初心者でも迷わず始められます。実際の流れは以下の通りです。
-
証券口座を開設する
IPOは証券会社ごとに抽選が行われるため、まずは口座を用意しましょう。SBI証券、楽天証券、マネックス証券などは初心者にも人気です。 -
資金を入金する
申込のために必要な額を入金します。銘柄ごとに必要資金は異なるので、募集要項を確認しておきましょう。 -
ブックビルディング(抽選申込)に参加する
IPOでは「ブックビルディング期間」と呼ばれる申込期間が設定されています。この期間に希望数量を入力して抽選に参加します。 -
当選結果を確認する
抽選結果は証券会社のサイトやアプリで確認できます。当選したら購入手続きを忘れずに行います。 -
上場日に売却する(初値売り)
多くの投資家は上場日の初値で売却し、利益を確定させます。もちろん、長期保有という選択肢もあります。
初心者が資金を有効活用するコツ
IPO投資は運の要素もありますが、工夫次第で当選確率を高めることができます。
-
証券口座を複数開設する
抽選は証券会社ごとに独立して行われるため、口座を増やすほどチャンスが広がります。 -
家族口座を活用する
同居家族がいれば、それぞれの名義で口座を開設することで当選確率が上がります。 -
資金を分散させる
一つの銘柄に全資金を入れるのではなく、複数銘柄に申し込むことで当選機会を増やせます。
まとめ
IPO投資は「少額から始められて、大きな利益が狙える」魅力的な投資方法です。
-
最低10万円前後からスタートできる
-
資金力よりも「口座数」と「継続」がカギ
-
抽選方式なので初心者でも十分にチャンスあり
初心者の方は、まずは1つ証券口座を開いて、10万〜30万円程度の資金で抽選参加してみるとよいでしょう。
当選したときの喜びは格別ですし、成功体験が次のチャレンジへのモチベーションになります。
IPO投資はリスクを抑えつつ利益を狙える、数少ない投資手段です。気になる方は、まず一歩を踏み出してみてください。