パワーエックス(485A)ええー、公募割れからのストップ高…これ、どういうこと?
公募価格は 1,220円。そして、ついた初値は 1,130円。
はい、また 公募割れ。
100株あたり マイナス9,000円。
ルナは200株配分でしたので……マイナス18,000円!!!
もー、どうしてくれんのよ……。
今週のIPO、
利益が出たのは SBI新生銀行の100株のみ。
残りの3日間は、全部公募割れという展開。
それなのに…今日はストップ高
パワーエックス(485A)は
初値形成後に買いが集まり、午前中のうちに1,430円でストップ高。
時々剥がされそうになるも、約50万株の買い越しのまま取引終了。
さらにさらに、17時30分頃のPTSでは1,530円近辺で取引。
……え?
最初は公募割れだったよね?
初値が公募価格よりもプラスで、ストップ高にいくならば、なんとなく理解できますが
マイナスで始まって、ストップ高って何それ??今までそんなパターンありましたー??
初値が基準になる「値幅制限」
IPO株のストップ高・ストップ安は
公募価格ではなく「初値」を基準に決まります。
今回のパワーエックスの場合
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初値:1,130円
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ストップ高:1,430円(+300円でストップ高)
セカンダリー勢・短期資金の参戦
公募割れ=ネガティブ、と思われがちですが、
短期トレーダーから見ると、
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公募割れ=下値が限定的
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値幅制限が広い
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話題性がある
こうした条件が揃うと、「今日の主役」になりやすい銘柄になります。
結果、一気に買いが集中 → ストップ高、辻さんよりもこっちになったのかしら?少なくともギミックさんよりこっちでしたね。
「公募割れ=失敗IPO」とは限らず、
初値形成後が本番になるケースもあるという、良い(?)勉強にはなりました。
IPOは本当に、当たってからが悩ましいですね。
「※投資は元本割れのリスクがあります」